« チョムスキーのブログ | トップページ | Microsoft Office »

eurotalk

eurotalk で出してゐる語學學習教材ソフトシリーズにハワイ語とかマオリ語とかがある。かなりマイナーな言語の學習教材も出してゐるといふのが賣りみたい。ヘルプの言語にはトク・ピシンまであつたりする。だけど、この會社のソフト、問題多過ぎ。

語彙も表現も、おそらく共通の調査票があつて、それを使つてすべての言語のデータをそろへたのでせう。ハワイ語もマオリ語も、それからポーランド語も、出てくる單語、表現、すべて同じでした。ラテン語も同じやうです。地域、文化によつて挨拶だつて食べ物だつて動物だつて、あるもの、重要なもの、違つてくるでせう。實用(じつよう)的に使ひたい人の役に立つとは思へない。

文法事項もしかりで、名詞の單數、複數の練習みたいなものが入つてゐるのだけど、ハワイ語やマオリ語には雙數(さうすう)といふのが代名詞の體系にあつて、「私たち二人」は「私」とも「私たち(三人以上)」とも異なる形を使ふ。はずなのだが、そんな練習はなし。數の區別が文法的な重要性をもたない言語のはどうなつてゐるんだ。

構成がまつたく同じだからソフトは同じで、音聲データと文字データを入れ換へればいいだけの大量生産。

マオリ語とハワイ語の教材カバーにはポリネシア的な若い女性の寫眞(しやしん)がついてゐるのだけど、同一人物の同一ポーズにそれらしい飾りを合成であしらつてゐる。この人、マオリなのかハワイ人なのか。この女性には可哀想かもしれないけど、誠實さのかけらもない。

こんなもの、絶對に、買つて、この會社儲けさせてはいけません。

そんなソフトにはまりまくつてゐます。

|

« チョムスキーのブログ | トップページ | Microsoft Office »

コメント

京都の丸善でPNGのガイドブックを探してるときにいっぱいこのシリーズがあったので、発音だけでも聞けたら得かと思い「コーサ語」というのを買ってみました/しまいました。でもCDをパソコンで聞こうと思ったらなんかこのパソコンには入ってないソフトがいるらしく、調べて取りに行ったらこないだダウンしたばかりの「SP2」仕様のものはない、ということでほとんど使えてません。聞けた分だけでは、スピ-カのせいか、それほど変わった発音もないみたい。もう少しこの言語について辞典かなんかで調べてみます。

投稿: Yalwai | 2004/10/31 01:19

あらららら。

ぼくも京都の丸善で買ひました。

SP2 て Windows XP の Service Pack 2 かなんかですよね。ぼくもさうだけど一應(いちおう)使へてゐます。どうしてだらう。たしかにソフトによつてはよく落ちます。

コサ語、て、ほとんどの語にクリックがあるとかいふなりものいりぢやなかつたかしら。クリックありませんでしたか。

Ladefoged のページにすこしだけど音聲が置いてあるのでお樂しみください。

http://hctv.humnet.ucla.edu/departments/linguistics/VowelsandConsonants/course/chapter6/xhosa/xhosa.html

ページ辿れば他の言語や、ラ先生のサーファー姿も拜めます。

ソフトの中身がどれだけ見えたかわかりませんが、實用的にも學問的にも全然だめさうぢやありませんか? ね。

投稿: glmai | 2004/10/31 02:09

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: eurotalk:

« チョムスキーのブログ | トップページ | Microsoft Office »