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eurotalk

eurotalk で出してゐる語學學習教材ソフトシリーズにハワイ語とかマオリ語とかがある。かなりマイナーな言語の學習教材も出してゐるといふのが賣りみたい。ヘルプの言語にはトク・ピシンまであつたりする。だけど、この會社のソフト、問題多過ぎ。

語彙も表現も、おそらく共通の調査票があつて、それを使つてすべての言語のデータをそろへたのでせう。ハワイ語もマオリ語も、それからポーランド語も、出てくる單語、表現、すべて同じでした。ラテン語も同じやうです。地域、文化によつて挨拶だつて食べ物だつて動物だつて、あるもの、重要なもの、違つてくるでせう。實用(じつよう)的に使ひたい人の役に立つとは思へない。

文法事項もしかりで、名詞の單數、複數の練習みたいなものが入つてゐるのだけど、ハワイ語やマオリ語には雙數(さうすう)といふのが代名詞の體系にあつて、「私たち二人」は「私」とも「私たち(三人以上)」とも異なる形を使ふ。はずなのだが、そんな練習はなし。數の區別が文法的な重要性をもたない言語のはどうなつてゐるんだ。

構成がまつたく同じだからソフトは同じで、音聲データと文字データを入れ換へればいいだけの大量生産。

マオリ語とハワイ語の教材カバーにはポリネシア的な若い女性の寫眞(しやしん)がついてゐるのだけど、同一人物の同一ポーズにそれらしい飾りを合成であしらつてゐる。この人、マオリなのかハワイ人なのか。この女性には可哀想かもしれないけど、誠實さのかけらもない。

こんなもの、絶對に、買つて、この會社儲けさせてはいけません。

そんなソフトにはまりまくつてゐます。

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チョムスキーのブログ

チョムスキーのブログなんてものがあるの、知らなかつた。

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Ugetsu Monogatari

雨月物語Leon Zolbrod による翻譯を手に入れた。

例へばつぎのやうな好きな文句

青々たる春の柳。 家園に種ることなかれ。 交りは輕薄の人と結ぶことなかれ。 楊柳茂りやすくとも。 秋の初風の吹に耐めや。 輕薄の人は交りやすくして亦速なり。 楊柳いくたび春に染れども。 輕薄の人は絶て訪ふ日なし。
英語ではこんな
Green, green grows the spring willow. But never plant it in your garden. Never pick a falsehearted man for a friend. Although the willow may bud early, does it hold up when autumn's first wind blows? A falsehearted man makes friends easily, but he is fickle. Whereas the willow for many springs takes on new colour, a falsehearted man will break off with you and never call again.

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01OCT2004

Port Moresby にて PMV 乘車直後、隣の乘客:
「わしの分のバス代もあんたが拂つてくれ」
「小父さん、むしがいいぜ。
小父さん、おれの知り合ひでもないぢやないか」
「わしだつて、あんたのこた知らないよ」

Brisbane の空港で入國のための書類の
「異國の土、あるいは土のついた靴をもちこんだ」に
チェックを入れたら:
「はい。汚い靴はどちらですか」
「わたしの汚い靴、こちらあります」
(矯めつ眇めつ)「ははあ。代への靴、もつてゐますか」
「サンダルがあるでござる」
「そりやよかつた。
ほら、中まではあれですがね、洗ふと濡れちやひますから」
「すると、わたしの靴、あなた洗ふこと、必要ですか」
「さうなのよねえ。洗はなきやいけないの。
洗ひたいと思つたことは一度だつてないんだけど」
おいらの靴をもつて、係の人が奧に入つたあと、
背嚢の中からごそごそ取り出だしたるは、
やはりどろんこのつつかけ。
しまつたと思つた。
係の人がおいらの靴を綺麗に洗つてもどつてきて、
そのつつかけを見たときの表情といつたらなかつた。
可哀想に、そのつつかけもぴかぴかにしてくれた。

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